2025年7月31日(木)、石川県立羽咋高等学校にて「出張オープンキャンパス」を実施しました。本企画は、石川県立看護大学 共同研究講座ウェルビーイング看護学(担当:松本勝教授?幅大二郎講師)が中心となり、講義と体験演習を通じて、現代の看護がもつ多様な可能性と魅力を高校生に伝えることを目的としたものです。
講義では「看護とは何か」「なぜ看護師がテクノロジーを学ぶのか」といったテーマから始まり、少子高齢化や災害への対応、遠隔看護、情報リテラシー、AI?IoT技術の導入といった社会課題に対して、看護がどのように応えていけるかを解説。特に、産学連携による福祉機器の開発や、「ないなら創る」という実践的姿勢は生徒たちに強い印象を与えました。
演習では、VR、ポータブルエコー、ロボティックマットレス?チェアなどの最先端福祉機器に実際に触れてもらい、看護が“ケア”を超えて“社会を変える科学”であることを体感いただきました。
生徒からの声(一部抜粋)
?「看護にテクノロジーが融合していることに驚いた」
?「AIや遠隔看護の重要性を知り、進路が明確になった」
?「“ないなら作る”という言葉に勇気をもらった」
?「県立看護大のVRやセンシング技術を体験し、ぜひ進学したいと思った」
事後アンケートでは、参加者の94%が「看護を学ぶ意欲が高まった」と回答しており、今回の取り組みが高校生の将来像の再構築に大きく寄与したことがうかがえます。
石川県立看護大学は今後も、地域社会と連携した探究的学びの機会を提供し、ウェルビーイングの視点から次世代の看護人材を育成してまいります。